
人材派遣
管理職の「産前・産後」「介護」休職ポストのカバーをどうするか
ダイバーシティの尊重・働き方改革が進み、上級管理職における女性の割合が年々高くなっています。それに伴い、上級管理職の方が産休・育休を取得するケースが増えてきてはいないでしょうか。また、団塊ジュニアを多く含む上級管理職の介護休職についても、今後増加していくと言われています。
既存メンバーでのカバーは、兼務による負担増がネック
時代背景の遷移に伴い、管理職が職場を離脱するケースが増えるなか、社内充足での補填がスムーズに進まない現状もあると聞きます。兼任でカバーするケースもあるかと思いますが、兼任者の負担が大きく、現状以上の業務成果を上げにくい環境となってしまうおそれもあります。
では、新規採用という選択肢はどうでしょうか。こちらも「一定期間の就業」という条件のもと、バブル期以上の有効求人倍率のなかで、管理職レベルのスキル・経験を保有する人材を探していくのは時間を要し、かつ困難なことが容易に想像できます。
上級職でも派遣によるカバーは可能か?
それでは「派遣」はどうでしょうか。
一般的に派遣サービスを利用するポジションは、事務処理・アシスタント業務やテレフォンオペレーターといった、いわゆる運用・サポートを行なうポジションが多いかと思います。
派遣サービスを依頼する際に、「管理職・専門職」の業務を行える人材を派遣してもらうイメージは、あまりないかもしれません。しかし、実際にそのような人材をプールし派遣するサービスは存在しています。
対象となるスタッフは、フリーランスまたは転職活動の間にスキルアップを目指す専門性の高い40代以上のミドル・シニア層です。
人材の多くは、「財務・経理系」「人事・総務系」「マーケティング系」等、各種プロジェクトマネジメントをリードしてきた経験を保有しています。
専門職・エキスパート派遣による成功事例
以下は、マンパワーグループの専門職・エキスパート派遣サービスである、プロフェッショナル派遣「Pro Assign」を活用したカバー例です。
事例1 外資系企業の経理部門
マネジメント担当が産休を取得するため、産休期間中の4ヶ月間、アカウンティングマネジメント経験者によるエキスパート派遣を導入。
部門のディレクターと共に業務フロー等の改善を実施するなど、実務のサポートのみにとどまらない成果をあげた。
事例2 外資系企業の営業部門
プロダクトマネジャーの介護休職に伴い、補充人員採用までの期間は別のプロダクトマネジャーが兼任していたが、なかなかよい人材が見つからず、兼任者の負荷が日増しに増大していた。
同業での経験者であったこともあり、スムーズな立ち上がりで兼任者の負荷軽減に貢献した。
派遣されるスタッフ側の視点からすれば、自身の強みを活かした就業機会を得ることにより、企業に貢献しつつ現役を続けていくことが可能な新しいワークスタイルであり、多くの専門性の高いミドル・シニア層に受け入れられています。
このような需要とお互いのメリットの共有という側面から「管理職・専門職の派遣サービス」は成り立っています。
「管理職・専門職の派遣サービス」を管理職の一時離脱の解決策として選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか。
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